ピクニック日記

日々の備忘録

火曜日 平家平・冠山の衝撃登山

先週は1週間、夫が有給休暇を取得したため、老後の夫婦のようにゆったりと生活しました。

本来、大山登山に行く予定だったのですが、天候不良で中止となったため、これまで行きたかったけれど行っていないところへ色々と行ってみることにしました。

まず、火曜日に平家平へ登山に行きました。

ここ最近我が家のブームである車中泊を今回は「マイントピア別子」でさせていただきました。
月曜日の夜10時にマイントピア別子に着いてそのまま就寝・・・

朝、4時半起床です。
住友フォレスターハウス近くの側道に駐車してから出発しました。
平家橋を渡り、

フォレスターハウスさん、おはようございます!

登山開始といきたいところでしたが、なかなか登山口の案内が見つからず、ウロウロ、、、あ!見つけた!!

きれいに植栽に隠れていました。

そういう訳で、フォレスターハウス左側の遊歩道からスタート!

朝、5時50分 登山開始 


有害害獣の冊があるので、しっかりあけてしっかり閉めて、本当の出発!

こんなところや

こんなところも通って、

良い道だねぇなんて言いながら、平家平を目指します。

尾根に出ると、もう笹の群生。笹ヶ峰と同じ雰囲気でした。えっちらおっちらと登りすすめていきます。

ここの笹尾根はまだ背丈が低くて歩きやすい。

8時25分 平家平山頂到着!
眺めが良くて、眺望最高!と言いたかったのですが、曇天だったので、うっすら見える石鎚山を探して次なる冠山へ

平家平から冠山は笹尾根のパノラマコースですが、笹の藪漕ぎが正直面倒でした。もう時期外れだったのでコメツツジミツバツツジも咲いてはいませんでした。

そして、9時20分 冠山に到着。

この日のために用意していた夫お手製のドライバナナを食べます♪

風が強かったので、そうそうに休憩をやめて、ちち山の別れへ向かいました。

10時30分 ちち山の別れに到着!!本日の最高達地点です。

ちち山の別れでランチタイム

お昼ご飯はこんな感じ。山頂ではカップのカレーメシ!!尾根伝いは寒かったので温かいカレーメシが体を温めてくれました。


それからは獅子舞の鼻を通って・・・・までは間違いないのですが、予定ではこの先、土山越をして帰路に着く予定でした。

しかし、他に道があった記憶はないのですが、土山越えの前あたりで私設の作業道を選んでしまったようで、気がついたときは、もう1時間ほど間違えた山道を下っていました。夫のYAMMAPでGPSを確認するとこの私設道も大永山トンネル登山口にでるようでしたのでそのまま良しとしてその道を下ることにしました。


そしたらほどなくして、1頭の鹿が罠にかかっていました。

のんびり下山途中の突然の映像で、ちょっと現実のことが分からない感じだったのですが、確かに鹿が罠にかかっていました。

きゅーーーーんと鳴くその姿に夫はもう切なそう。

そして、ふと見ると、その罠の近くに連絡先が書かれてあったので、そちらに連絡しました。

この時点で夫は、この鹿は小さいから逃がしてあげるのはないかなと言っていました。


その後、私たちの連絡を受けてカッコよくやってきたオジさんが、

ジビエあげるよ!」

とカッコよく言って、

近くの川で、その鹿をさばいてくれて、牛で言うところの一番おいしいロース部分をくれました。



鹿を見つけてからの展開があまりに早くて、かつ衝撃的だったので、ちょっと心の準備がいったのですが、オジさんの手さばきの良さと命を頂くことをガツンと感じて、自然のありがたみと、生かされていると肌で感じました。


夫は切なそうだったものの、オジさんの「食べてあげることが大事」という言葉にほどなくして積極的に食べようというモードに切り替わり、その夜は我が家で、シカ肉パーティでした。


湯気が出ているほどの新鮮な肉を食べたのは生まれて初めての体験でした。

しかも、鹿肉は臭みもなく、さっぱりとした牛肉と砂肝の間のような味と食感で、ラム肉のように強い癖もなく、一言でいうと

「うますぎるなり。これぞ高級ジビエ!!」

てな感じでした。


畑でとれた大量のサンチュとともに韓国焼肉スタイルで巻いて食べましたが、この日の食事は食費ゼロ!!


そういうことで、最後の鹿肉を受け取るまでの出来事があまりに衝撃的だったので、初めて行った平家平がかすんでしまいましたが、朝、6時前に出発して13時過ぎに鹿に出会うまで7時間の山行はなかなかハードでした。