第1回の英彦山峰入り道トレイルが日曜日に開催されて、オットの応援にザックと行ってきました!
今年は、全国の様々なレースがコロナ禍で中止となり、それとタイミングを同じくしてオットが腫瘍摘出手術をうけ、世の中的にもオットの体調的にも大人しく過ごさざるを得ない日々でした。
そんな中でようやく開催される大会とあって、オットも術後半年を過ぎたことだし、そろそろ人生のモチベーションを維持する目的としても参加しようとエントリーしたのでした。
スタートは朝の6時。まだ真っ暗の秋月城跡をスタートします。幻想的で素敵な光景でした。
隣で見ていた人とお話したら、ご近所の人で、「寝ていたらほら貝の音が聞こえて幻聴かとおもって、外に出たら甲冑が動いていて幻覚かと思った」と言っていました。そんな雰囲気満点の場所です。
選手がスタートした後は、チェックポイントまでザックと遊びながら追いかけます。
「うーーーん、おとうさん、なかなか来ませんね」
「もう、待ち疲れました」
ザックは、当日の朝3時から起きていて、オットがゴールしたのが午後4時前。かれこれ13時間は動き続けているので無理もないよね。
各エイドのおもてなしはとても素敵で、ご当地のお饅頭やら、カレーやら、甘酒やら至れり尽くせり。
第二チェックポイントで足首の痛みを感じてリタイアを考えていたオットは、救護班からテーピングをしてもらって、
スタッフの方から「次まで行ってからリタイアでもいいんじゃないんですか?」
といい感じのコメントをもらって、
次のチェックポイントでは
「ここまで来てやめるのはもったいないですよ」
と再びいい感じのコメントをもらって
なんとか、なんとか無事に完走できました。
私としては復調してからそう時間も経ってないし、挑戦することに意味があると思ったのでリタイアでも良かったのですが、それでもやはりゴールできると嬉しいです。スタッフの方に感謝感謝でした。
彼曰くこのレースは「トレイルレースではなくて、山岳レース」だったそう。
そそり立つ岩場をロープで登り、足場がない高い高い岩場をそろりそろりと渡り、雨でも降ろうものなら死者でも出かねないくらい危険だったそうです。
高所恐怖症のオットは登ったはいいけれど、怖くて降りるのに足がすくんで時間がかかったんだって!!!
マップを見ると確かにハード。たった37キロしかないのに累積標高が3600mもあるのです。富士山を0号目から走って登るようなものですから!!
これまで色々なところにオットのレースに帯同しているけれど、トレイルコースは別にして、コースのある嘉麻市、小石原、朝倉は本当に良いところでした。
愛媛で言えば内子みたいな場所でフルーツが沢山採れて段々畑があって美しくて、昔からの生活がそのまま続いているのんびりしたところで、ちょこちょこ登山には行っていたけれど今度はゆっくり観光に行きたいと思いました。
田舎はいいなぁ。久々にのんびりいい田舎を味わえました。
翌日はザックは撃沈
ザックにしては珍しく良く寝てくれました。そりゃ疲れるよね。20時間くらい起きていたもんね。
おまけのラッキーだったこと
上田瑠偉選手を生で見れました!参加しているのを当日知ったのですが、彼がものすごく早いスピードで楽しそうに走っているのを生で見られて感動しました。めっちゃ早かった。11時半前にはゴールしてました!!背中に羽ついてるね!!目の保養になりました!