姉と2人旅
フィンランドの旅
なぜか鉄道で中国横断して行くプランで、途中ウィグル自治区での乗り換えに失敗して、困ったことに!
乗り換えで小さな駅で降りたら、小さすぎて何もわからない事が原因。
駅のホームで必死にガイドブックみて、スマホで検索してみようと文字を入れるも、老眼でなかなか正しい単語が入力できない。
焦っていると、ロシア人がマクドナルドはどこですかと3人から尋ねられても、私は現地人じゃないから知りませんという余裕もない。
とりあえず、駅の路線図をみて、初めて中国の広さを実感して、今日中にフィンランドは無理だな、と悟る。
旅上手なアメリカ在住の親友にSkypeで電話しようと試みるけど、Skypeのアプリが見つからず、中国版Skypeみたいなアプリで電話してみる。
連絡つかない…中国と米国の不仲が原因か?今、中国からアメリカは連絡つかないのか?
もう、無理だ…
早めに諦めるのが私の悪いところで、早々に宿を探し始める。
とにかくここがどこなのか聞きたくて、小さな民宿のお兄さんに尋ねたら、日本語がわかる人だった!
今、自分が何語を話しているのかすらわからないほど緊張していた私。ちょっとホッとする。
そのお兄さん曰く、
「絶対に中国で乗り換えなんてダメだよ。」
と言う。
外をあるいていると、かわいい3匹の子羊を散歩させているおじさん登場。
「わー、可愛い」
と声を上げると、
「じゃ、晩御飯にご馳走してあげるよ」
と言ってシメだした。
えええええ
と思いながらも、(この羊食べるんだ)と頭によぎる。
シメられている羊の顔から目が離せないでいると、
ゲェゲェという音で目が覚めた。
おおお、夢だった。ヤバかった、ピンチだった。
目を開けると、ザックが吐いていた。小さくなった鹿のヒヅメの欠片を思わず飲み込んでしまったみたい。
急いで吐き戻したものの処理片付け。
時刻は5時30分
夢でよかった。
今の世界情勢とか、なんとなくモヤっとしている私の状況を本当によく表している素晴らしくイヤな夢だった。
寝て疲れた。
吐いたザックはスッキリしたのかニッコリだったよ。